ファミレス5社の栄養傾向を比べる

公式データで作成更新日
鉄板にのったハンバーグ

ガスト・サイゼリヤ・デニーズ・ジョナサン・ロイヤルホスト。食事メニューの平均カロリーと「カロリーを抑えやすい度合い」は社ごとにはっきり差があります。

おかざえもん
おかざえもん(タベカル運営者)

外食中心の生活のまま「1食たんぱく質20g以上・脂質10g以内」だけを守って3年で18kg減量。各チェーンの公式データを毎日確認して掲載しています。

5社の食事メニューを同じ物差しで

トマトソースのパスタ

ファミレスは「何でもある」ぶん、店ごとの傾向が見えにくい業態です。食事メニュー(ドリンク・デザート・調味料を除く)だけで揃えて比べます。

チェーン食事の平均500kcal未満の割合
デニーズ412 kcal64%
サイゼリヤ436 kcal57%
ジョナサン555 kcal40〜41%
ガスト590 kcal40〜41%
ロイヤルホスト595 kcal40〜41%

平均でもカロリーの抑えやすさでも、はっきり2グループに分かれます。

カロリーを抑えたい日はデニーズかサイゼリヤのほうが選択肢が多い、というのが実データの答えです。

平均が低い店の「からくり」

サイゼリヤとデニーズの平均が低いのは、前菜や小皿の1品が小さいから、という面もあります。サイゼリヤは小皿を組み合わせる文化なので、2〜3品頼めば合計は他社と変わらなくなります。

大事なのは「1品の数字を見て、組み合わせの合計で判断する」ことです。このサイトのカロリー計算に実際の注文予定を入れると、合計がすぐ分かります。

モーニングは「低カロリー」とは限らない

ファミレスの朝メニューには低カロリーな選択肢が集中していますが、幅も想像以上です。

ガストならライトモーニングプレート297kcal・モーニングカレーセット499kcalがある一方、モーニングひれかつ膳は820kcal・食塩相当量8.0gと、朝の1食で1日の塩分目標に達します。

ジョナサンも、ベーコンチーズサンドモーニング414kcalに対して、シャキシャキキャベツのベーコンエッグサンドモーニングは1,006kcal。同じ「モーニング」の棚に、3倍以上の開きが同居しています。時間帯で安心せず、朝こそ数字を見て選ぶ価値があります。

デザートにも各社の性格が出ます。ファミレスには「小さいサイズのデザート」の文化があり、ロイヤルホストのプチマンゴーパフェは134kcal、ジョナサンのちいさなチョコパフェは187kcal、デニーズの抹茶と白玉あずきのパフェでも297kcalです。

食後の甘いものを我慢する代わりに、主菜を1段カロリーの低いものにしてデザートを数字ごと予算に入れる—— ファミレスはそういう組み立てができる程度に、選択肢の幅が広い業態です。

なお、この記事の平均値は執筆時点の集計です。ファミレスはメニュー改定が頻繁なので、最新の平均カロリー・500kcal未満の割合は各チェーンページの「データで見る」欄で常に確認できるようにしています。

500kcal未満の実例

レストランで食事をする手元

実際に「カロリーを抑えられる」実在メニューを挙げます。ガストなら、しらすときのこの雑炊が321kcal。

サイゼリヤは小エビのサラダ197kcal・チキンのサラダ235kcalなどの小皿が豊富で、看板のミラノ風ドリアも549kcalと、単品ならファミレスの主食級ではカロリーが低い部類です。

デニーズはローストポークサラダ 石窯ブール添えが155kcal、トーストモーニングが368kcalと、モーニング帯に低カロリーな選択肢が集中しています。

注意したいのは、カロリーが低い=塩分も少ない、ではないことです。たとえばガストの雑炊は321kcalですが食塩相当量は4.0gで、 1日の目標量(男性7.5g未満)の半分を1品で使います。「カロリーの低さ」と「塩分の少なさ」は別の軸で見る必要があります。

塩分の傾向は別の顔を見せる

1品あたりの平均食塩相当量は、ジョナサン2.9g・ガスト2.3gに対し、デニーズ1.5g・ロイヤルホスト1.7g・サイゼリヤ1.8g。

カロリーが低い店=塩分も低いとは限らず、たとえばジョナサンは平均カロリーが中位でも塩分は5社で最も高めに出ます。和食セットの汁物・漬物構成が効いていると考えられます。

各社の全メニューと詳しい傾向はガスト・サイゼリヤ・デニーズ・ジョナサン・ロイヤルホストのページへ。


この記事の数値は、当サイトが掲載している191チェーン・31,836品の実データを集計したものです(2026-11-06時点)。基準値は「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によります。

関連する読みもの

外食チェーンの朝食を公式数値で比べる。200kcalのモーニングから650kcalの定食までコメダのモーニングトースト166kcal、ジョナサンのブレッド&ゆで卵モーニング87kcal、すき家の焼鮭朝食458kcal、吉野家の特朝定食653kcal。9チェーンの朝メニューをカロリーの低い順に並べました。コンビニ3社で「500kcal以内・たんぱく質20g以上」の商品は何品あるか。公式数値の全件比較セブン-イレブン41品、ローソン16品、ファミリーマート3品。公式サイトが栄養成分を公開している商品のうち、500kcal以内でたんぱく質20g以上のものを数えました。効率の良い上位と、組み合わせ方をまとめています。ドリンクを変えるだけで1食何kcal違うか。8チェーンの公式数値で比べるマックシェイクL 477kcal、Sukiシェイク 410kcal、スターバックスのカスタム最大 1,465kcal。同じ食事でも飲み物の選び方だけで1食が数百kcal変わります。公式数値で「飲み物の実力」を並べました。牛丼チェーンの朝定食を「昼代わり」にする。すき家・吉野家・なか卯の朝食を公式数値で並べる私が減量中にいちばん多く食べたのは牛丼ではなく、牛丼チェーンの朝定食でした。納豆やサラダが付いて500kcal前後、たんぱく質20g超。すき家・吉野家・なか卯・松屋の朝メニューを公式数値で並べ、どう選んでいたかを書きます。「1食たんぱく質20g以上・脂質10g以内」で18kg落ちた。外食チェーンでこのルールを満たすメニュー90品私が3年で18kg減量したときに守ったルールはこれだけでした。収録している外食メニューのうち、たんぱく質20g以上・脂質10g以内を公式数値で満たす90品を、チェーン別・カロリーの低い順・たんぱく質順に並べました。ポテトはSとLで何kcal違うか。バーガー8チェーンのサイドマクドナルドのポテトはS 225kcal・M 410kcal・L 517kcal。セットの合計を決めているのはバーガーではなくサイドです。8チェーンのポテトとナゲットを公式数値で並べました。